水防資材

●ウォーターブロック

大都会では、建築物や道路のコンクリート化が急速に進められています。それにつけて梅雨時や台風シーズンの集中豪雨時には、家屋の地下街への雨水が流入等の被害が多くなっています。これらに水害をできるだけ最小限に留めるために、従来、「土のう」等が使用されてきました。
しかし、ここには数多く問題点があります。水害現場において土砂の早期確保が困難なこと、重いために作業に時間がかかること、また保管場所に広いスペースが必要なことなど。
これらに問題点をクリアするために、紙おむつ等に使用されている「高吸水性樹脂」を用いて東京消防庁が新たに開発したのが「ウォーターブロック」です。

一般水防用

吸水前



吸水後

=特 長=

  1. 水に接触すると短時間に吸水膨潤し、「水のう」を形成します。
  2. 吸水した水は、多少の圧力においてもほとんど放しません。
  3. 軽量であるため、持ち運びが容易であり、現場で素早い作業ができます。
  4. 従来の「土のう」等に比べて、狭いスペースでの保管が可能です。
  5. 比重調整剤により、吸水膨潤後も水に沈み、多少の水流にも流されません。
  6. 比重調整剤により、吸水膨潤後も水に沈み、多少の水流にも流されません。
  7. 医薬部外品に使用されている安全性の高い素材を使用しており、人体にふれても影響はありません。
■ 仕様
材  質 高吸水性樹脂
サイズ 600×320mm
重  量 2.3kg
吸水能力 約18L
吸水後重量 約20kg