オリロー緩降機

緩降機とは、降下速度を一定の範囲に調整されたもので、使用者が他人の力を借りずに自重により自動的に連続交互に降下する器具です。

●ORIRO 300
(型式番号 降第10〜1号)
●オリローU(MU)
(型式番号 降第10〜2号、降第12〜1号)
●ORIRO(MK)
(型式番号 降第6〜7号)

操作表示プレート 従来の操作方法をさらに簡単にし、どなたにも、いつでも迷うことなくスムーズにご使用いただけるように各所にわかりやすい操作表示プレートを設けました。

リール 操作時の安全性を高めるため、リールの軽量化を図るとともにリール芯に爪を設け、手を加えない限り、着用具がリール芯から外れ難くしました。

着用具には、バネ入りの特殊暖衝材加工を施したため、ベルトなフィット感で簡単に着用でき、降下中でも、動作に全く支障を与えず、安定した姿勢を保持することができます。

ロープ 外径9.0mmのロープは、直径3.5mmのワイヤーロープを芯にして、
強力な特殊繊維で外装しています。規格強度(引張荷重3900N(398kg))を十分にクリアした強度性能もさることながら、
素材を厳選し、丁寧な加工により耐久性のある安全を持っています。

調速器は、滑車と歯車と遠心ブレーキで構成されていて、安全に降りることができるように、降下速度を調整します。
ロープが動くと滑車軸に連動した歯車が回転し、その回転が速まると遠心ブレーキが働いて、加速度をゼロに保ちます。
このため、体重の軽重、降下距離にかかわらず一定の速度で降下することができ、着地時のショックもありません。